建築はほほえむ 松山巖
2012年 02月 08日
こんにちは、小林です。
今日の一冊は『建築はほほえむ 目地 継ぎ目 小さき場 著:松山巌』です。
~11より抜粋~
隠れん坊や鬼ごっこ、缶蹴りといった遊びも考えてみよう。子どもたちは、家と家の間の狭い路地、庭先、小屋の陰、床下、空き地といった場所を自分達の遊び場に変えた。公園や遊園地のような大人に与えられた場所ではなく、街のなかの変哲もないところを、子どもたちは自ら遊び場に変えることができた。-以下略-
住まいの機能を探求する昨今、子どもの遊び場としての建物や街の役割を見失っていた自分に気付き反省。僕も小さな頃、鬼ごっこを楽しみ裏山を冒険した思い出があり、思い起こすと今でもワクワクするものです。当時、なかなか買ってもらえなかったゲーム機や漫画本を沢山買って貰える友達を羨ましく思った記憶もあります。そして今、心のどこかで、“ゲーム”や“漫画本”魅力的な遊び道具を買い与える事は子どもにとって幸せだろうと思っていた節がありました。
大きく2つに分類すると、“自分で見つける遊び”と“与えられた遊び”どいえます、将来どちらが子どもの経験として大切な価値を持つか親として、大人として考える必要があります。
『昔は子ども部屋なんて無かった、だから自分でつくったんだ』とお酒を飲むと僕の父が良く話します。沢山の仲間が遊びに集りとても楽しんだ思い出のひとつだそうです。子どもはなければないなりに工夫と発想を働かせるのでしょうね。
■■■ 木の家のぬくもり 明日が楽しみになる住まい ■■■
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