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快適に暮らせる「木の家」をお施主様と二人三脚でつくり上げる工務店 株式会社奥山建設 代表小林大介と妻むらおかみほ夫婦です。 埼玉県在住。


by fp-okuyama
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木質構造を学ぶ

こんにちは、小林です
構造塾へ参加してきました。
木質構造を学ぶ_d0080906_19211472.jpg
★水平構面の理解を深める為のスケッチ。

木質構造を学ぶ_d0080906_19212504.jpg
★重心の簡易計算法。


★本日の先生。


★耐震設計の大切さを身近に感じてもらう為に。


★アレコレ再確認

前回の構造塾では、耐震等級3は必須であるという事を再確認させて頂きました。
以来耐震性能の必要性について、判りやすくお施主様へ伝える言葉を探っているところです。今回は、偏心率の手計算方法を学びに来ました。偏心率を計算できると良い事があります。より安全性の高い構造計画がたてられるのです。長期優良住宅における構造の安全検討では、簡易的な方法で建物の構造的なバランスをチェックしています。※品確法による耐震等級の検討ともいいます。

より詳細に構造のバランスをチェックする方法が偏心率の計算です。構造計算プログラムを使えば簡単なのですが、自分の手で計算すると計算の成り立ちがわかります。計算式やその結果にだけ注目すると間違った判断に気が付かないリスクがあると思います。何事も理由を突き詰める事が大事なんです。

構造の安全性について、家づくりにおいて大事な部分だという事を正しくお施主様へ伝える事は大変難しい事だと感じています。幾つか理由が思い浮かびますが、ひとつは意匠設計に対して優先順位が低めなのだと思います。また、設計者を信頼しているから当然構造面でも安心できるプランになっているだろうと思い込んでしまうケースも多いそうです。

日ご紹介した熊本地震のデータを良く眺めてみてください。

同じ新耐震基準で計画された木造住宅でも無被害から倒壊と損傷度合いに大きな差が生じたのはなぜでしょう。同じルールにのっとっているにも関わらず、一方は住まいを失い、一方は住まいとして暮らし続ける事が可能です。なぜなのでしょう。大きな地震が来たら、壊れるように作ろうと考える設計者はいません。でも、壊れてしまうのはなぜなのでしょう。





■■■ 木の家のぬくもり 明日が楽しみになる住まい 奥山建設 ■■■

木質構造を学ぶ_d0080906_12343494.jpg


⇒ ホームページの設計施工例を更新しました。
ぜひご覧になってくださいませ。

by fp-okuyama | 2017-06-01 19:20 | 注文住宅設計 | Comments(0)