気密とは開放するための手段
2007年 04月 13日
昨日は、たくさんのコメントをいただき、ありがとうございます!
「はじまりの家」のご主人様が2階リビングのご感想をコメントくださいました。
はじめましてのkake24様は「笑顔のあふれる家」のご主人様のご友人とのお話し。
どこかでつながっているのですね。。。
さて、 「健康な家のつくり方」小冊子 を現在つくっています。
参考にと、「FP通信」のバックナンバーを探っていると、約10年前の原稿がありました。
少しご紹介します。
---------------------- FP通信12号 平成9年6月16日発行 ----------------------
気密とは開放するための手段
日本では、数百年の昔から風通しの良い開放的な家が住みよいといわれてきました。
神社やお寺を見ても、乾燥した柱梁で建築され風通しも良く数百年も長持ちしています。
当然、そこに住む人間にも優しく健康であると思われます。
温故知新、快適に住む昔からの知恵を現代の新しい科学技術により、だれにでも、より優しく健康であるための技術として生まれたのが高気密・計画換気であると思います。
しかし、このことが理解されず、中気密で換気は必要な箇所のみというような、現代生活のニーズに合わない建築がほとんどというのが現状ではないでしょうか。
まず、「風通し」を1年中安定して取る方法から考えなくてはいけません。
一般の家では、夏のエアコン、冬のストーブ等を使っている間はあまり換気が取れているとはいえません。また、台風や冬の木枯らしが吹いているときは換気されすぎで支障が出ていると思います。
そこで住宅の気密性を台風のときにもあまり影響が出ないように高くして、冬の暖房時でもいつでも必要な換気が取れるようにしたのが高気密・計画換気技術と呼ばれるものです。
「気密化とは、密封することではなく、開放するための手段」と理解していただきたいと思います。
理想的には、
① 気密は1以下(※)であること。
② 計画換気は家全体の空気を1時間に2分の1回換気すること。
③ 空気がどの部分も出来るだけよどまないで流れていること。
④ 換気装置は省エネで24時間運転であること。
が求められています。
当社では、社員大工、協力業者が協力して数年前より勉強会を開き、高気密の重要性を認識し、そのための施工技術を高めてまいりました。
おかげ様で気密1以下の測定データをお客様に自信を持ってお渡しできるようになりました。
※ 気密1とは、相当隙間面積C値1のことで、床面積1㎡あたりに外部に面する床,壁、天井の隙間が1c㎡以下しかないということです。
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これは平成9年に、社長の村岡が書いた原稿です。
この基本の考え方は変わらず、これまで172棟のFPの家をお引渡しさせていただきました。
現在、気密0.4 が過去20棟の平均値となり、お客様には 気密0.7 をお約束しています。
住まいの勉強会・見学会のご案内
● 住み方セミナー 4月21日(土) 快適な24時間換気について
● 完成見学会 4月22日(日) 練馬区にて
● 構造見学会 4月29日(日) ふじみ野市にて
● GW展示場イベント 4月29,30日 5月3,4,5,6日
お問合せは、奥山建設までお願いします。 http://www.fp-okuyama.com/
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