埼玉県ふじみ野市を中心に家づくりのお手伝いをしています。 夫小林大介*妻むらおかみほ*娘ひな12歳*息子だいり11歳*たいら0歳☆


by fp-okuyama

2017年 07月 05日 ( 1 )

こんにちは、小林です。
着工前の最終確認をしました。
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★耐震等級3のチェック。

基礎の図面を作る為には、基礎にどんな力が作用するか把握しておく必要があります。

例えば、地震の時。

横方向に揺れるだけでなく、めりこんだり転倒したりするような力も生じます。転びそうな友人の手を掴んだ瞬間をイメージしてみてください。体重の重い友人だったなら、思い切り引っ張る必要があるでしょうし、小さく軽い友人ならば小さな力で引っ張れば足りるはずです。転びそうなものを支えようとする時、引っ張る力が生じるのです。その力は、支えるものが重たいほど大きく、軽いほど小さい関係にあります。

建物の場合、耐力壁が転びそうになる家を支える役割を担います。家が重たいほどたくさんの耐力壁が必要になり、軽いほど少ない耐力壁で支える事が出来ます。また、揺れに対抗する瞬間耐力壁の部分には引っ張る力が生じます。これを引き抜き力といい、その大きさに見合った固定金物を選び、構造材同士を固定する事で安全性を高める事を、構造の安全検討と呼んでいます。強度の高い壁には、大きな引抜力が生じる為、コンクリート製の基礎と強力に固定する必要があります。基礎と構造体を固定する役割を持つ金物の事をアンカーボルトとよび、適宜12mmと16mmのどちらかを選ぶ事が多いです(住宅では)。

基礎の計画を決めるに為には、上部にのる構造(柱や梁、土台、耐力壁)の配置が決まっている必要があります。
間取りの変更があれば、壁の位置が変わり、力の流れが変わります。例えば、天井形状が変わり、小屋裏納戸が大きくなれば見込んでいる建物重量(荷重とよびます)と、そこに置かれる置き家具や荷物(積載荷重)が増える事で、地震力は大きく作用し結果耐力壁が沢山必要になる事もあります。

このように、基礎と間取りを交互に見ながら、最終的な構造設計を進めてゆきます。

将来の事をイメージすると、建物が重たくなる可能性は多々あります。例えば、後から太陽光発電をのせるとか、太陽熱温水器をのせるとか、吹抜けに床をつくるとか、上張り工法で外壁や屋根の修繕(既存の外装に重ねて新たな外装を施工すること)などなど。多少変化があっても、許容できる耐力壁量の余力とそれに見合う基礎設計(細かく言えば他の点も)が良いと僕は思います。

業務の効率化から、構造計算を外注する会社も多いのですが、耐震的な力をイメージする力が養われないのではないかと。デザインは感性、感覚的な共鳴が価値を生みますが、耐震や断熱を勘で設計したらいけません。
知識を身に付け、力の流れをイメージする能力をこつこつと養ってゆこうと思います。


以前の耐震ネタはコチラ




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by fp-okuyama | 2017-07-05 20:24 | 注文住宅設計 | Comments(0)