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快適に暮らせる「木の家」をお施主様と二人三脚でつくり上げる工務店 株式会社奥山建設 代表小林大介と妻むらおかみほ夫婦です。 埼玉県在住。


by fp-okuyama
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川島の家 地盤改良工事はじまりました②

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こんにちは、小林です。

泥団子出そろいました。
PHは7.0から5.4でした。
PHが4台だと硬化に影響があり、3程度で硬化しなくなるという指針があると聞きました。
今回は問題無しなので作業を開始します。

川島の家 地盤改良工事はじまりました②_d0080906_11204133.jpg
近くで見ると土にも種類がある事が判ります。
上の写真中、1番右と2番目の土を比べてみて下さい。
1番目は2番目に比べ土の粒が大きく色も赤みがあります。
2番目の土は粒が小さく、小学生の頃工作の授業で使った粘土のような触り心地で粘り気が強いです。3番目はまた1番に近い土でした。

川島の家 地盤改良工事はじまりました②_d0080906_11272787.jpg
更に深くのサンプルをみてみましょう。
地面から5m付近のサンプルです。先ほどと何が違うかわかりますか。
①水気を帯びています。
地下に水の層があるのでしょう、比較的浅いところに水位があると予測できます。
②砂が混じっています。この大きさだとわかりにくいので拡大してみます。
川島の家 地盤改良工事はじまりました②_d0080906_11313598.jpg
砂のつぶつぶが見えますか。
これらは、改良機によって地中のPHを確認する目的で採取された土質サンプルです。土質構成を高い精度で見極める事はできません。しかし、砂の混じり具合や湿り気は確認しておくべきです。
川島の家 地盤改良工事はじまりました②_d0080906_11394852.jpg
地盤調査報告書でも地下5mあたりで粘性土から砂質土へ変わっており推定土質とも一致しました。木造住宅を設計する際に土の強さを換算N値と呼ぶ値を読むことで判断します。このN値は土質によって異なる為、推定土質の精度を高める事には価値があるのです。また、液状化現象のリスクは地下水位や土質情報から判断します。

まとめ
地盤が悪いと建物が傾く事があり、それを直すとなると大変な労力が必要なるばかりでなく生活に大きな支障を及ぼします。どんなに良い設計をし施工管理をしたとしても台無しになります。ですから、地盤の調査は慎重に、出来る限りの確認をすべきです。また、地盤調査は機械で行うことが多くなってきました。機械は故障するかもしれませんし、調査員や考察担当がミスをする事だってあるでしょう。ですから、現場で自分の目で確認出来る事は確認するのが良いと思いませんか。

また、腐植土と呼ばれる植物が腐ってできた土の層があるとセメント系改良体の硬化を妨げ計画している強度が得られないそうです。腐植土の判断は土の匂いを嗅いで確認すると教わりました。試験体の匂いをチェックしましたが、変わった匂いがするものはありませんでした。

安心を高める為に出来る事を。

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by fp-okuyama | 2015-05-21 12:26 | 現場 | Comments(0)