こんにちは、小林です。
現場監督の仕事についてです。

★タイルを採寸中
最近内装仕上げにタイルをご採用頂ける機会が増えました。
綺麗に仕上がると既製品には無い手づくりの魅力がありお勧めです。
タイル仕上では、上下左右に半端な寸法のタイルが入るとタイルを加工する必要が出てきます。モザイクタイルですと、ひとつひとつのタイルが細かい為現場加工が出来なかったり。大き目のタイルでも切断面が美しくなかったりと、現場担当としては少しでもお手入れが楽くな施工方法は無いものかとアレコレ知恵をしぼります。
さて、今回はキッチン収納の一部にタイルを貼ります。
設計担当より計画図を引き継ぎ各部の寸法をチェックし、造作収納との取り合いを検討します。

★気が付いた点をメモ
タイル貼りの中間に木製カウンターが付く為、タイル割付寸法を正確に押さえておく必要があります。こういう、逃げどころのない仕事は完成するまでドキドキするものです。

★タイルサイズをチェック
名古屋モザイクさんのタイルを使う事が多いです。
カタログに書かれている寸法は要注意。
特に縁取りがデコボコした質感のものは数ミリ寸法が異なっている事があります。

幅は148㎜、カタログでは150㎜と記載されています。

高さは74㎜、カタログでは74㎜と記載されています。
たったの1ミリの差ですが、タイル1枚ごとに1㎜ずつ図面とずれるので最終的に大きな誤差となる事もあるので注意します。
今回はコンセントが付くので、タイルの割付時にコンセントとのバランスも見ておきます。そこで使用するコンセントプレートとコンセントボックスのサイズを念の為チェックします。

★パナソニック製
図面では床仕上がりより950㎜をコンセントの中心にするようにと指示がありますが、2cm下げるとタイルとのバランスが良さそうだと分かります。ここは使い勝手が悪くならないようであれば下げさせてもらおうと思います。

★イモかウマか
縦目地を、タイル半分ずつずらす貼り方(馬目地)指定でした。
タイルの貼り仕舞いが写真のようになり、タイルの小口が見える形に仕上がる場合はタイルを加工せず使った方が綺麗に仕上がると思います。※ウマ目地の場合は、1段おきに半分のサイズに切ったタイルが必要になります。
これも、後ほど設計担当に確認してみる事に。ひとまずイモ目地で造作収納のサイズを検討していますが、どうしてもウマが良いと言われれば加工図面を書きなおす必要があります。確認しては直し、確認しては直しという作業を現場監督はしているのです。
僕たち現場監督が、綺麗に仕上げる事にこだわりを持たなかったらいけません。図面に書いてある事に、改善の余地があれば検討すべきです。
過去の施工写真を眺めていたら、あの現場はこんな工夫をしたよなとか、大工さん頑張ってくれたよなとか、誰も気付いてないかもしれないけれどアレは神業だったよなとか。
一軒一軒丁寧に、思いを込めたモノづくりが出来ているなと嬉しくなりました。
全てのお客様へ感謝を込めて。
(こばやし)
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