こんにちは、
小林です。
標準仕様についてモデルハウスの工事写真を添えながら解説していきます。
外周基礎の幅は18センチ(標準)
基礎を厚くする事でコンクリートの中性化による鉄筋の劣化予防としています。今回は外張り断熱も併用する為外側に基礎を振っています。ちなみに呼び強度は30N/m㎡、ユニット鉄筋という溶接済み鉄筋を採用しています。
楽器のマラカスに似た銀色の金物は基礎と建物を結ぶ為のもので、住宅ではホールダウン金物と呼ばれます。N値計算という方法で地震時の引き抜き力を算定し設定しますが、必要となる金物耐力の一つ上の金物を選ぶようにしています。引き抜き力が大きすぎて一つ上が無い場合は近くに同じものを増やす形で余力を見込んでいます。
基礎の上にある黒い部材は、床下通気を行うためのもので通気パッキンといいます。昔ながらの風窓式は基礎の耐力を低減する可能性があったりひび割れが生じやすかったりという課題がありました。
スペック》》》
・土台 紀州産芯持ち材ヒノキ120㎜角
・基礎パッキンによる通気工法
・構造形式 ピン工法(カネシン/主要部分にプレセッター金物を採用)
・断熱形式 充填100㎜(熱伝導率0.020w/㎡Kの断熱材を採用)
・土間断熱仕様 スタイロEX50㎜厚
・基礎幅 外周部180㎜(呼び強度30N/ m㎡)