こんにちは、
小林です。

土台と大引き
住宅の床を支え、鉄筋コンクリート製の基礎と建物が接合する部分の材料です。
床下や大地からの湿気の影響を一番受けやすい部材です。また、土の中にいるシロアリから物理的距離の近い部分にある木材とも言えます。
防虫対策と耐久性・強度の観点からヒノキの芯持ち材を使うようにしています。
サイズは12センチ角(4寸角とも言います)です。
強度と耐久性を考えると、断面寸法は大きい方が良いという考えです。また、防蟻処理の薬剤は気密化された住宅においてどれほどリスクが小さいのか不明なので、構造材の薬剤処理は行わない方針でいます。ヒノキやヒバの芯持ち材を採用する事で防蟻処理を省略しております。
布基礎の家の床下は土なので、湿度の高い地域ですとカビや虫が多くありました。点検の為にもぐっていくのも一苦労です。一方べた基礎ですときちんと床下通気が確保されていれば床下ががカビ臭くなるような事はほぼありません。またコンクリートでおおわれている床下からのシロアリの侵入リスクも相当小さくなっていると言えます。
スペック》》》
・土台 紀州産芯持ち材ヒノキ120㎜角
・基礎パッキンによる通気工法
・構造形式 ピン工法(カネシン/主要部分にプレセッター金物を採用)
・断熱形式 充填100㎜(熱伝導率0.020w/㎡Kの断熱材を採用)
・土間断熱仕様 スタイロEX50㎜厚
・基礎幅 外周部180㎜(呼び強度30N/ m㎡)