FP通信107号より 【薬づけでない家や庭で、目を輝かせた子供に】
2006年 06月 29日

梅雨入りしたのではないかと思ったほど、5月は雨の日が続きました。そのせいか6月になると、庭の雑草が予想以上に育ってきて、芝生にも侵食してきました。
植木屋さんに聞いてみると、
「芝生の雑草は取りきれないですよね。除草剤を使ってみてはどうですか。」
と話してくれました。
シックハウス症候群の専門医の話では、除草剤もとても危険であるとのことです。ちょっとしたお庭の手入れでも、できるだけ除草剤や農薬は使わないほうがいいのではないでしょうか。
「出荷するものと違って、私達が食べている野菜は、虫食いの穴があるけれども無農薬なんですよ。」
と地元の農家の方々が笑顔で教えてくれたのを思い出しました。
家造りと農薬、あまり関係がないように思えますが、多くの住宅では、シロアリ消毒剤という農薬が使われています。
当社では住宅金融公庫の基準が平成6年に変わってから、シロアリ消毒をしていません。シロアリに強い桧材を土台や大引きに使うことで新しい基準を満たしているからです。
薬づけの家や庭では、目を輝かせた元気な子供が育たないのではないかと思うのは、私だけではないと思います。
皆様の家造りのご参考にしていただければと思います。
写真:自宅の庭で咲いている白花のアジサイ。お客様からお分けいただいたものです。

◇◇おすすめの本のご紹介◇◇
『「床下」が危ない!』 神谷忠弘(岡崎シロアリ技研)著
「床下」を見ずして住まいを語るなかれ!
間違った「シロアリ対策」に警鐘を鳴らし、住宅の構造とシロアリとの関係、正しいシロアリ対策との向き合い方をわかりやすくご紹介しています。